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鼻呼吸の大切さ
(2008年10月1日)
最近、アレルギー性鼻炎などの理由から口呼吸をしている子どもを多くみかけるように感じます。一度口呼吸に慣れてしまうと癖になってしまい、鼻閉は改善しているのに、鼻呼吸に戻らないことが多いように思います。また、母親が呼吸の大切さを知らず、こちらから指摘して始めて「ああ、うちの子、そういえば、ポカンといつも口あいてます。」と気づかれることも、よくあります。良い呼吸は、集中力を高めてくれますので、成長期にしっかりした鼻呼吸を習得しましょう。
Q:
いつも口をポカンと口を開けていますが、どうしたら閉じたままでいることができますか?
Q:
口を開けっ放しにしていると、どんな影響があると考えられますか?
A:
慢性的な鼻炎などで鼻づまりがあり、口呼吸しなければならない場合もあるでしょうが、鼻づまりが治った後も、口呼吸の方が楽であるために、そのまま癖になっている子どもも多くみられます。鼻に新鮮な空気が送られなくなるために、ますます鼻のとおりを悪くなるという悪循環も生じます。
子どもには、口を開いているのが当たり前ではなく、閉じて鼻呼吸することが正しいことを教えてください。口うるさくならないよう、部屋のあちらこちらの目につくところに、子ども自身が書いた口唇の絵を貼っておくのもいいかもしれません。
口腔内への影響としては、
前歯部に歯肉炎が生じます。
前歯が乾燥して、唾液のう蝕予防作用が得られないために、前歯だけに虫歯ができることがあります。
口唇は前歯が出てくるのを防いでいるので、出っ歯の一因になることもあります。
舌の位置が低くなることにより、顎の成長発育に影響を及ぼすこともあります。
Q:
口呼吸を防ぐためにおしゃぶりをするとよいと聞きましたが、与えた方がよいですか?
Q:
おしゃぶりを与えるとしたらいつ頃からがよいのでしょうか?
Q:
乳首の形や大きさがいろいろありますがどれがよいのでしょうか?
A:
おしゃぶりが鼻呼吸やアトピーの予防によいともいわれているようですが、現時点では科学的証明はなされていません。その一方で、2歳を過ぎてもおしゃぶりをしている子どもたちに、指しゃぶり同様の歯列不正の発現率が高くなるという研究結果が出ています。やめられなくなって困るということもあるようですので、歯科医の立場からからは、お勧めしません。
しかし、子どもが公共の場で泣いて困った時に、おしゃぶりがその子と母親を救ってくれる場合は別かもしれません。使うならば、短時間に、上手に使ってください。
以上の記事は、クインテッセンス出版「歯育て支援Q&A」を
参考にしました。
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