クマゴロー 八木歯科 Yagi Dental Clinic
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歯周病と肺炎

(2008年6月13日)
肺炎とは

肺炎は文字通り‘肺の炎症’のことです。日本人の死因の第四位、約9%が肺炎です。
 
◎原因
細菌感染が主要な原因です。風邪を引いた後にかかりやすいほか、高齢者では他の病気で 入院中に発病することがよくあります。
◎症状
発熱や発汗、咳や痰が多く出る、胸痛、呼吸困難などがあります。ただ、高齢者や別の病気にかかっている人では、これらの症状が現れにくかったり、現れても気付きにくいので注意が必要です。
◎治療
抗生物質で治療できますが、高齢者などの抵抗力が弱くなっている人では病気が長引いたり、耐性菌ができてしまったりして、命にかかわることもあります。
 
歯周病と肺炎の関係

肺炎を起こす細菌のおもな感染経路は気道です。空気中の細菌が気道を通って肺に到達し、そこに炎症を起こします。また、唾液が気道に入り込むことで肺炎を引き起こすこともあります。

気道に唾液などの異物が入りかけると、通常は反射的にむせたりしてそれを防ぎますが、睡眠中だとその反射が起こらず、微量ながら気道に流れ込んでしまうことがあるのです。
これを誤嚥(ごえん)といい、誤嚥によって起こる肺炎を誤嚥性肺炎と呼んでいます。

誤嚥は麻痺のある患者さんや、歯の本数が少ない方では頻繁に起こり、誤嚥性肺炎の危険が
高くなります。そして、唾液の中に多くの細菌が含まれている歯周病の患者さんもまた、誤嚥性肺炎になりやすいことがわかっています。入院中の患者さんに肺炎が多く発病するのは、「入院生活によって歯磨きが不十分になることも関係しているのではないか」との意見もあります。

さらに近年の研究では、歯周ポケットで産生されるサイトカインなどが肺の炎症を強めて、肺炎や肺炎以外の呼吸器の病気も起こりやすくしてしまうことがわかっってきました。
 

サイトカイン(cytokine)とは、細胞から分泌されるタンパク質で、
特定の細胞に情報伝達をするものをいう。
多くの種類があるが特に免疫、炎症に関係したものが多い。
また細胞の増殖、分化、細胞死、あるいは創傷治癒などに関係するものがある。
ホルモンと似ているが、ホルモンは分泌する臓器があり、比較的低分子のペプチドが多い(しかし、サイトカインとホルモンは、はっきりとした区別があるものではなく、エリスロポエチン(Erythropoietin)やレプチン(Leptin)など両方に分類されることがある)。
また、リンパ球に由来するサイトカインを、リンフォカイン (lymphokine)ということが多い。(出典:ウィキぺディア)


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