歯周病と、早産、低出生体重児(未熟児)出産
(2008年5月30日) |
早産、低出生体重児出産とは
早産とは妊娠期間が22週以上で37週未満の分娩をいい、低出生体重児とは出生時の体重が2500g未満の新生児のことです。いずれも新生児死亡の原因となったり、新生児の健康を妨げたりします。
早産や低出生体重児出産を招く要因としては、妊婦の喫煙や飲酒のほか、妊娠中に感染症にかかることなどがあげられます。
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歯周病と早産、低出生体重児出産の関係
「歯周病がある妊婦は早産となる確率が歯周病のない妊婦に比べて約7倍になり、飲酒が早産を招きやすくする確率(約3倍)よりも高い」、「歯周病の重症度に応じて低体重児の出産の頻度が高くなる」などの報告があります。
両者の関係は、歯周病が感染症であることで説明できます。歯周ポケットから血液中に入った歯周病菌が羊水(ようすい)に混ざって、胎児の成長を妨げると考えられます。また、細菌感染による炎症が作り出すサイトカインが、子宮の収縮を引き起こして早産を招く可能性があります。とりわけプロスタグランディンという物質が作られると、胎盤の早期剥離と関連すると考えられます。
なお、歯周病が胎児に及ぼす影響とは逆に、妊婦によってホルモンの分泌が変化する影響で、妊婦に歯周病が引き起こされたり、歯周病がひどくなることがよく知られています。
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