クマゴロー 八木歯科 Yagi Dental Clinic
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親知らずとは

(2007年10月31日)
 
親知らずとは、第一大臼歯(6歳臼歯)、第二大臼歯(12歳臼歯)の奥に生える第3大臼歯のことで、智歯(ちし)ともいいます。近年、食生活の変化により昔にくらべ顎の骨が小さくなってしまったため、4本すべて、きちんと生えている人が少なくなりました。斜めに傾いて生えたり、骨の中に埋まったままになる場合が多くなっています。もちろん、親知らずが、もともと無いひともかなりいらっしゃいます。
 
親知らずの名前の由来は、20歳前後になって生えるため、「親も、こどもの歯の生えることに関心がなくなったころに生えるから」というのが最も流布されている説ですが、「昔はひとの寿命が短く、生えてくる頃にはすでに親は亡くなっていることが多かったから」ともいわれています。
 
きちんと生えてこない親知らずは、歯肉を少し突き破って頭をだしても、それ以上はなかなか出てきません。このとき多くの部分が歯肉に覆われているため、親知らずと歯肉の間に深い隙間ができてしまいます。ここに食べ物のカスや口の中の細菌がはいりこみ炎症が起こります。これが親知らずの痛みとして代表的な智歯周囲炎です。
 
智歯周囲炎の初期症状は、歯肉が腫れる&食事の時に痛む程度ですが、炎症が進むにつれ口が開きにくくなる・耳の下や顎の周辺が腫れる・痛くて物が飲み込めなくなる・高熱が出る等の深刻な症状が出てきます。


智歯周囲炎は、高校生から25歳くらいの年頃に多く出現します。下の親知らずの方がまっすぐ生えにくく、不潔にもなりやすので炎症を起こす頻度が多いです。
治療法としては、炎症を起こしている部分をきれいに消毒し、抗生剤で炎症を抑えます。その後、まっすぐに生えそうな場合には、覆っている歯肉を取り除いて、スムーズに生えるようにしますが、まっすぐに生えそうにない場合は抜歯することもあります。
 
半ば歯肉に覆われたまま、きちんと出てこない親知らず。抜歯をためらって放置すると、むし歯が思いがけない速さで進行する・前の歯を押して歯並びを悪くする・その結果、噛み合わせを悪くして顎関節症に至る症例にほぼ毎日、出会います。
 
埋もれた親知らずを知るには、レントゲン撮影しか手段はありません。保険が効いて1200円程です。15歳になれば、親知らずは観察できますので、是非、歯科検診の際に、レントゲンで親知らずの有無や状態を知りたいとお尋ねください。
 
ちなみに、八木歯科では、必ずしも「抜歯しなさい」とは申しません。まずは、歯みがき指導。清潔にできれば親知らずはそれ程悪者ではありません。でも、清潔に出来ない場合は抜いた方が将来においてメリットが大きいです。痛くないようにしますのでご安心ください。また、難しいケースは、抜歯が専門の機関にご紹介します。 それぞれの患者様に最適の治療法を目指しています。
 

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