| ◎1月18日の大阪大学歯学部同窓会講演会、演者は生野区開業の高先生でした。
歯科金属は、主に掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、乾癬の原因となることがある。よって、これらの病気が皮膚科で処方される薬でよくならない時は、歯科金属を疑われることがある。どの金属に感作するかテストをしてみるとよい。パッチテストは保険が効くのであるが、もっと正確な検査が必要である。リンパ球幼弱化試験という。銀、水銀、ニッケル、インジウム、チタン、金などの、歯科で使われる金属について、ひとつひとつチェックするのである。そして、使えない金属がわかれば、それを口腔から撤去して、3ヶ月から6ヶ月間、様子を見て、皮膚症状が改善されれば、改めて安全な金属で歯を修理しなおすのである。どの金属も受け付けない時はポーセレン(非金属)で修理することもある。生後すぐからのアトピー性皮膚炎患者で10代や、20代にさらに悪化した場合も、その頃に歯を治療したかどうか考えてみよう。
やぎは、早速リンパ球幼弱試験をしている機関を捜してみました。うれしいことに近所にありました。池田市民病院皮膚科で1項目につき1万円です。いきなり行ってもすぐには診ていただけないとおもいますので、日頃から歯科金属アレルギーを疑っていらっしゃる方は先ず八木歯科に御来院下さい。こちらで話をよく伺ってから、必要と思われるケースにつきましては、ご紹介します。
◎2月2日の朝日大学同窓会講演会は、京都市開業の宮本先生でした。
主に、宮本先生の素晴らしい審美治療の数々がスライドとビデオで紹介されたのですが、やぎが特に感動したのは、歯周組織の再生治療が積極的に症例報告されていたことです。GTR法〔歯周組織再生誘導法)は1980年代にスカンジナビアグループが、歯根膜に歯周組織再生能力があるということに注目して開発した方法です。メンブレンを使って上皮の深部への侵入防止と結合組織の歯根部への付着防止をして、歯根膜部細胞と骨の一部の中にある未分化間葉系の細胞をうまく空隙に誘導し歯根面にあげてくれば、歯周組織、特にセメント質とそれに埋入する結合組織ができてくるというものです。しかし、術者の技量に左右されるという難しい面がありました。そこで、それに替わる材料として開発されたのが商品名「エムドゲイン」(食用の豚の歯胚から抽出したエナメルマトリックスタンパク)による再生法です。まあ、あまり専門的になりすぎてもいけませんので、説明はこれくらいにしますが、宮本先生は、その最先端のエムドゲインによる歯周再生を何十症例もなさっていました。やぎは、一般開業医で冒険的な治療をする必要は全然ないのですが、この、エムドゲインを用いた再生療法、今の時点では出来ませんが、是非是非、試みたいと思いました。宮本先生に診ていただきたい方はご紹介しますので、八木歯科に連絡下さい。
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