クマゴロー 八木歯科 Yagi Dental Clinic
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だらだら食いと耐える心
(2003年01月09日)
 
だらだら食いと耐える心

同じ年齢で同じ治療なのに、おりこうに治療を受けられる子がいる一方、すぐに泣いて暴れてたいへんな子がいる。

この差は一体なんだろうか?

そういえば、虫歯の多い子ほどよく泣くような気がする。これは、単に口の中を見られる事や、歯の治療が怖いことの差だけなのだろうか?

大人でも歯の治療は憂鬱なものである。しかし、大人が治療するのは、この治療が自分のためであることが理解できるからである。

それでは、子どもは何歳になったら自分のためであることがわかるのであろうか?精神発達の上では、4才程度の理解力が必要とされている。もちろん、痛みを与えない治療が基本である。しかし、歯の治療は、最低限の我慢が必要である。それはある一定時間、ジーッとして診療台の上で口を開けることだ。これができなければ、治療にならない。それでは、我慢する心とは、どのように発達するのだろう。これが、乳幼児期のおやつの与え方と関係しているように思う。ここで、おもしろい調査を紹介する。歯の治療時にアンケートをお願いしたところ、おやつをダラダラ与えていると回答している保護者は、同時に治療中に泣くだろうと答えている。一方、規則正しく与えている場合は、おりこうに治療を受けられるだろうと答えている。

どう思われますか?

現代の子ども達は、「お腹がすいた!」と言えば、すぐにおやつを得ることができる。もし望が叶わなかったら泣けば手に入る。このように、欲しいものが簡単に手に入る生活では、何事につけても我慢する心が育たないようにように思う。

たとえば、3時10分前におやつを欲しいと子どもが言ったとする。栄養の面から考えれば3時10分前でも、3時でも同じである。しかしこの「10分我慢する」ことの積み重ねが、我慢する心の発達につながるのかもしれない。乳幼児からの食習慣ーこれが歯科治療の場で現れるのではないか。また、思春期においては我慢が出来ない「キレやすい」若者達の増加。これも乳幼児期のだらだら食いに源があるのかもしれない。

どうぞ、ご一考を
(参考ー岡崎好秀 岡山大学歯学部教授 おもしろ歯学より)

 


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