2017年10月歯科情報

日本経済新聞 2017105日(木曜日)夕刊からの抜粋です。

東南アジア悩ます現代病

 欧米社会を悩ませてきた現代病が東南アジアにも広がっている。糖尿病や心臓疾患に対する理解の深まりが、政府の啓発活動や生活習慣の改善状況から伝わってくる。

シンガポールのリー・シェンロン首相は8月20日毎年恒例の国民向け演説で、飲料水の危険性を指摘し、砂糖の消費削減を訴えた。「たった一缶の清涼飲料水に、角砂糖8個分の佐藤が含まれる。それだけで、1日の必要摂取量を上回る。」とリー首相は述べた。

シンガポール保健省の全国疾病登録局が実施した2014年の調査によると、心臓発作に見舞われた人のうち、ほぼ2人に1人が糖尿病を患っていた。また、糖尿病の合併症に伴う切断手術は年間1500件以上あり、国民の9人に1人が糖尿病にかかっているという。

シンガポールの清涼飲料水メーカー7社は首相演説に対応して2020年までに糖分を12%以上鵜含む飲料の販売を停止すると表明した。また、コカ・コーラは「糖尿病や肥満が現実的な問題だと認識している」とのプレスリリースを出した。

シンガポール以外の国では、糖分の多い飲料への課税も検討されている。世界保健機構(WHO)は、課税によって小売価格を高値に誘導すれば、肥満や糖尿病、むし歯が抑制できると指摘している。

最後の方に、ちょっぴり、むし歯が抑制できると書いてあるのは、きっとむし歯が死に至る病と認識されていないからでしょうね。また、日本でも、最近はダイエットコーラやノンシュガー清涼飲料水が随分増えてきてカロリー抑制の方向に進んでいますが、ご存知でしょうか?PH5.5以下になるとむし歯ができやすくなるという事実、そして清涼飲料水はそのほとんどがPH5.5以下なのです。コカ・コーラはPH2.4です。胃液でPH12ですからいかに強酸かわかりますよね。ちなみにポカリスエットでPH3.7です。

清涼飲料水が国の主導でカロリー抑制に成功したとしてもむし歯のリスクは減らないということを認識すべきでしょう。要は、清涼飲料水は極力飲まない、飲んだらブクブクうがいすることを心掛けてくださいね。