根面むし歯

高齢者の、根面むし歯 が 激増しています

根面むし歯とは?  30歳を過ぎる頃からハグキの痩せが気になってきますね。ハグキが痩せると、ハグキとその下の骨によって守られていた根の部分が見えてきます。根の部分は冠の部分と全く異なる組織でとても柔らかくすぐにむし歯になってしまいます。冠の部分は綺麗なのに冠との境目の根の部分がむし歯になった状態を、根面齲蝕と言います。
高齢者にリスクが高く、痛みなどの症状がなく、多数歯に同時に発症するのが特徴です。
若い時にむし歯が無く、歯医者さんから「硬くて丈夫な歯ですね。」と褒められていたような人も、うっかりすると根面齲蝕になってしまいます。
さらに、高血圧や心疾患糖尿病などの病気での薬物複数服用・放射線治療・加齢によるドライマウスが増悪化に拍車をかけます。

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先述しましたが、あまり痛くはありません。最初は茶色ではなく、根面がザラザラしたり少し黄色くなる程度なので気付かれることなく徐々に進行します。歯科医や衛生士が初期発見できればラッキーですが、レントゲン検査でも見つけにくいものです。
何故、初期発見ならラッキーなのでしょう?むし歯が深く広くなるほど、出血や唾液が邪魔をしてきちんとした治療が困難になるからです。
まずは早いうちにみつけるために歯科を受診しましょう。ベストなのは、かかりつけの歯科医院を決めたら3~6か月のスパンで、定期的なお口のケアを続けることです。
今まで定期的なお口のケアを受けてこなかった患者様は、本当にびっくりされるのですが、相当に進行した歯周病の方でも3か月もすればハグキが引き締まってきます。とても喜んでいただけるのですが、ブヨブヨのハグキに隠れていた茶色い根面むし歯が、ハグキが引き締まったおかげであっちからもこっちからも顔を出すこともあります。ケアを続けていただいているから、出血のない綺麗なハグキに進化していますので、根面むし歯が出てきても治療はしっかりできます。
その後は、ご要望で、4か月に1回、歯科医院専用のフッ素剤を1本1本丁寧に塗布します。費用は消費税込みで3,240円です。もちろん定期的なお口のケア(保険内治療)だけでも衛生士がこまめにチェックしますので安心です。日々の手入れとしてはジェルコートでの歯磨きがおすすめです。

歯を一所懸命磨いても、あることを守ってくださらなければ、根面むし歯になってしまいます。
恐ろしいことに、加齢によるドライマウスや喉のイガイガを鎮めるために「アメ」をチビチビダラダラなめることで、あっという間に5本、6本とズラッと根面むし歯が出来てしまいます。60歳過ぎたらアメは怖い!
歯科のお仕事をしている私達は、甘いものは食べますが、まずアメ・キャラメル・グミの類は恐ろしくて、絶対くちにしません。アメはなめないでください。
果物もたくさん食べたら、歯磨きではなくブクブクうがいしてください。
できれば夕食後の歯磨きに、歯間ブラシを追加してください。先ほど紹介したジェルコートを付けておこなうと効果もありますしやりやすいですよ。