治療回数はどうやって決まる?

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左の歯が痛そうに見えません?

おくちの治療は、その内容によって変わってきます。

◎むし歯の場合、早い目に治療すれば、1回か2回で治ります。

◎熱いものがしみる、食べなくても痛むといった症状が出るまで放置すると、歯髄(痛みに関係ある部分)を取り除かなければいけません。これが、とても困難なのです。何故なら、歯髄の形は複雑かつ各人各様で、又直視も出来ません。加えて言うと、痛みを取り除いてほしいから歯医者さんで治療をうけたのに、歯髄を取ることで、数日間ズキズキと痛む、咬むと痛む場合も多々あります。痛い間は治療は先に進めていけません。このことも各人各様になります。ということで、治療回数は歯次第ということになります。ただ、痛みが無事除去できれば、歯の形の回復には2,3回といったところでしょうか。

◎歯を抜く場合は、1回です。でも、縫合すれば抜糸にもう1回かかります。歯を抜いた後の経過が思わしくなければ、洗浄や抗生物質などの塗布に3,4回必要です。

◎歯周病の場合は、これも各人各様です。おくちの掃除をしたり、歯磨きの練習をしたり、高周波治療をしたりと、内容もそれぞれに変わってきます。週1回の治療、お話あいを根気よく、ご本人が改善を実感されるまで続けます。

◎知覚過敏は、フッ素を塗って高周波治療を、症状が取れるまで続けますが、日頃の注意(たとえば、硬い歯ブラシでごしごし歯磨きしない。冷たい水でブクブクうがいをしない。酸っぱいものをしばらく食べないetc)で来院回数はずいぶん減ります。

◎義歯(取り外せる入れ歯)、ブリッジ(取り外さない入れ歯)を作る場合も、ケースバイケースですが、義歯は大体4,5回で出来ます。ただ、実際に使ってみて痛みを感じる場合は、調整に数回かかることもあります。

◎矯正は年単位になると、思ってください。

◎インプラントは月単位です。大掛かりなケースでは、2年程かかることもあります。
こうして書き出してみると、早い目のむしばの治療だけが、回数が決まっていますね。 来院回数は、患者様の症状次第ということになります。症状が軽ければ、回数が少なくて済むこともおわかりいただけますね。 治療中断も、その後の治療を困難にして、回数が増えてしまいます。 しっかり歯を治そうと思えば、あせらずじっくり治療に通って下さい。そして、苦労して治した歯を、又悪くしないよう、定期的なメインテナンスを受けましょう。 メインテナンスは年に2回と覚えていてくださいね。

歯周病と全身疾患との関連について

平成11年度歯科疾患実態調査によると、歯周病有病率は総数で72.88%、とくに45~54歳で88.44%と極めて高い罹患率を示している。歯周病は、局所の最近プラークとそれらを修飾する環境因子(喫煙、ストレス、生活習慣病など)、さらに個体のもつ生体防御作用(宿主免疫力)などの相互作用に依存してると言われている。
などと、難しい単語を書き連ねていますが、要は、しっかり歯を磨いて、食べ過ぎ飲み過ぎに注意して、しっかりと睡眠をとり、その日あったイヤな出来事は次の日に持ち越さない。できれば、散歩や草野球でいい汗流していると歯周病は進行しませんよ、と言うことです。でも、それが出来ないのが現代人なんですよね。だから、気合いさえ入れればいつでもどこでも実践できる歯磨きの部分が大切なのです。いい事を教えましょう。

●歯周病がリスク因子となる全身疾患

(1)歯周病の慢性炎症が、心臓の冠状動脈病や心臓発作に対するリスクを増加させていることが1998年、2000年に論文発表されています。なんと、歯周病患者の心臓疾患に罹患するリスクは、健康な口腔内の人に対して、1.8倍から3倍であると報告されているのです。その原因として、歯周ポケット内のプラーク中の細菌が、心筋に酸素や栄養を供給する冠状動脈の狭窄や塞栓を引き起こすことが考えられます。また、歯周病になると血管刺激機能が誘発され、それも心疾患発症の原因となると思われます。この事実は、歯周病原菌が、歯周病だけでなく、心臓やその他の臓器の血管障害を引き起こす可能性を提示しており、死亡原因の2位が心臓血管病、3位が脳血管障害である本邦において、より重要な意味を持つことは明白です。

(2)呼吸器感染症には口腔が中心的役割を果たし、プラーク中の細菌が肺に吸引され、吸引性肺炎や慢性閉塞性肺炎、気管支炎の原因となることが知られています。高齢者では嚥下反射が誘発される際に、食物や唾液などが誤って気管に入り、誤嚥性肺炎が発症する危険性が高いことが知られています。

(3)微生物の感染が早産(37週未満の出産)や低体重児出産(2,500g未満の出産)と関連する証拠が数多くあげられています。良く知られた膣炎、性器の細菌の変化との関連と共に、近年口腔内の感染症との関連が報告されています。中等度および重度の歯周疾患に罹患している母親から生まれる子供が低体重児になるリスクは、口腔内が健康な母親と比較して7.5倍高く、母親の歯周組織の状態が出産状態と深く関連することが考えられます。

(4)これまで糖尿病患者で歯周病の罹患率が高いことが指摘されてきました。糖尿病患者は免疫力が低下するので、歯周組織が易感染性になること、高血糖による創傷治癒能力が低下することが主たる原因です。近年、逆に、歯周病を未治療のまま放置すると、インシュリンの抵抗性が高まり血糖値のコントロールが困難になるが、抗菌剤投与やスケーリングを行って歯周組織が改善されると血糖値のコントロールが良好になることが示されました。このことから、歯周病の存在が糖尿病に悪影響を及ぼしていることが考えられます。

つまり、歯医者で歯周病の治療を受けず、いい加減な歯磨きをしていたら、心臓や脳の血管が切れやすくなり、糖尿病も悪化しますよ!ということなのです。さあ、身に覚えのある方は、歯医者に行って、歯周病の進行を止め、正しい歯の磨き方をおしえてもらい、それを毎日続けましょうね。

針の無い注射器と、大型空気清浄機! 使用感レポートです!!

シリジット

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これが、針の無い注射器、シリジェットです。

針が無いから、刺される痛みから解放されます。

針が無いからこわくありません。

特に小児歯科治療で、大変効果をあげています。

針による感染の心配が全くありません。

八木歯科では、従来の表面麻酔に変わる新しい前麻酔として用いています。

従来の表面麻酔は、ペースト状で、効果が現れるまでに時間がかかり、その間に体温で溶けてうっかり舌に触れると不快な味がして、かえって小児患者に嫌われていたりしましたが、シリジェットは一瞬で浸潤するので、あっという間に麻酔が終わります。

1ヶ月使用しましたが、評判は上々です。少し圧迫感を感じてびっくりされた方もいましたが、90%の患者様に満足していただけたと感じています。

他の麻酔と同様、カートリッジを他の患者様と共有することはありません。

もちろん、八木歯科では、有針麻酔でも、針やカートリッジは必ず使い捨てにしています。衛生消毒面はご安心下さい。

シリジェットをさらに詳しくお知りになりたい方は、下記にアクセスして下さい。
http://www.mokuda.co.jp/index.html

 

大型空気清浄機 エアロクリーン

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9月から、診療室の天井にとりつけた空気清浄機です。

800×800の大型サイズのフィルターが、空気中を漂う0.01ミクロンまでの微浮遊塵の98%を強い吸引力で効率よく除去します。

その空気処理能力は、天井埋め込み、電気集塵方式により35立方メートル/分で、壁掛けタイプの7倍もあります。

又、同時に除去された浮遊細菌やウイルス、カビは集塵部に発生させたオゾンで除菌されます。

病院に特有の口臭、薬品臭、治療臭などの複合臭は集塵部のオゾンで化学的に分解された後、活性炭フィルターをで物理的に吸着されます。

浄化された空気は4方向に吹き出すことにより、理想的な空気の流れをつくりだします。

フィルターは、2ヶ月に1度のメンテナンスで新しく取り替えられます。

2週間使用しましたが、その効果は予想以上のものがありました。スタッフも私もすぐに気が着いたのですが、院内を流れる空気が確かに澄み渡った感じになったのです。商業地区ですので、排気ガスや飲食店から流れてくる匂いを時々感じていたのですが、今では、それもなくなりました。

八木歯科は、皆様に安心して来院していただけるような健康的で爽やかな空間をつくります。

このシステムを詳しく知りたい方は、下記にアクセスして下さい。
http://www.aeroserv.co.jp/business/35m/index.html

私の気やすめ健康法&今どきの中高年

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朝日新聞2004年10月4日付け「みみずくの夜メール」からの引用です。五木寛之氏の本は八木歯科の待合室にもそろえています。自分の体は自分で管理するという強い意思を持った方でなおかつ小説家ですから健康に関心のある方は是非五木氏の本を読んでみてください。

「私の気やすめ健康法」

きのうの朝、目をさましたら喉が変だった。唾をのみこむと違和感がある。痛いわけではないが、いがらっぽい感じだ。
なんとなく頭が重い。体もだるい。大したことはないが、熱もありそうだ。
そうか、そろそろ来たか、と納得するところがあった。この数日、ちょっと無理をしすぎていた。この年になって徹夜が幾晩か続くと、やはりてきめんにこたえる。生活力が落ちて、体のバランスが崩れたにちがいない。
生活力というのは、ふつう一般にいう「生活能力」のことではない。「生」の「活力」のことだ。生・活力とでもいうべきか。
この生・活力が落ちると、いろんな不都合が体の各部に生じてくる。たとえば免疫力が低下したり、抵抗力がなくなったり、というようなことだ。
ちょっとしたことで体の各部に異変がおきるのもそのせいだろう。

大切なバランス

たとえばモノモライができる。それを単に目の故障だと考えるのは、まちがっていると思う。汚い手で目をこすったり、細菌が入ったりしても、生・活力がちゃんと働いていれば大丈夫だ。クーラーに当たりすぎて風邪をひくのも、悪いものを食べて下痢をするのも、ひっきょう生・活力が落ちて体のバランスが崩れているからでは あるまいか。そういう考えかたに立つと、頭痛がおきたからといってじかに頭痛に対処する意味がない、と思われてくる。目になにかできたからといって、すぐに目の治療にかかるのも考えものだ。喉が痛いからといって、喉だけを治そうとするのもおかしい。そういうわけで、喉の痛み、発熱、頭痛、体のだるさをワンセットにして、 生・活力が低下しているな、と判断した。
とりあえず眠る。ベッドに横になって、体をやすめる。食事をとらずに、常温の水を飲む。いちばん大事なのは、新聞や雑誌の編集部に連絡して、原稿の締め切りをのばしてもらうことだ。
アルコールを飲まず、風呂に入らず、活字を読まない。ただごろんと横たわって、静かに息をしている。

五つの「やすめ」

明日は広島へいくことになっている。デパートのそごうで「百寺巡礼展」というのが催されており、そこでちょっとした話をしなければならない。その翌日の三日は「龍谷大学 in HIROSIMA」という催しに参加することになっている。
あすまでには、なんとしてでも動けるようになっていなくてはならないのだ。
一日中ずっと息をひそめて死んだふりをしていたら、少しずつ体調が回復してくるような実感があった。ここからが正念場である。体の不調はなりたてよりも、回復していく後半が肝要なのである。ただひたすら呼吸を静めて、死んだようにじっとしている。 私がそこで実践していることの第一は「気やすめ」である。気やすめ、というと、その場かぎりの適当な安心のことだが、私は文字どおり「気」を休めることと解釈する。締め切りをのばすのも、呼吸を深くするのも、苛立った気の流れを整え、心身のバランスをとりもどすためだ。それが「気やすめ」だ。
つぎに「箸やすめ」。これは説明不要だろう。ものを食べるのを一時やすむ。
さらに「骨やすめ」も大事である。仕事の合間に休憩することではなく、日々、過大な負荷に耐え、重力に抗して体を支えている骨を横にして休める。
そして最後が「目やすめ」。これは活字と映像を見ないこと。さらに「口やすめ」は喋らないこと。この五つの「やすめ」で、なんとか今度も立ち直れそうな気配だ。やれやれ。

「今時の中高年」

実際より私は若い!
「自分で実感している年齢」は、本当の年齢よりも平均で7.2歳若いという調査結果を博報堂生活総合研究所がまとめた。10~20代では実感年齢の法が実年齢より2.5歳高いものの、その後逆転し、年齢が増すにつれて差が広がる傾向にあり、30~40代で7.6歳、50歳以上では11.1歳実感年齢の方が若かった。
首都圏に住む18~76歳の男女約400人を対象に調査した。
本当の年齢と実感年齢が「ずれている」と答えた人は全体の74%で「同じ」と答えた24.4%を大きく上回った。
女性では7.9歳、男性で6.4歳、実感年齢の方が若かった。
「自分はまだ若い」と感じている人は男性で65%、女性で73%いた。
相手の年齢をぴったり言い当てたら、ほとんどの場合で不快に思われることになるそうです。

食欲を調べてみました

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仕組みの中心は、脳の視床下部だ。食欲を起こす摂食中枢と、抑える満腹中枢がある。嗅覚、味覚、視覚、過去の経験の蓄積も影響する。
さらに様々な物質が複雑に絡み合って食欲を調節している。

例えば、ブドウ糖。食事で吸収されると血液中の濃度(血糖値)が上がり、摂食中枢を抑え、満腹中枢を働かせる。90年代半ばに発見されたレプチンは、脂肪細胞から分泌されて食欲を抑え、エネルギー消費を増やす。肥満症の人はレプチンが働きにくい。

ヒトが動物と違うのは、発達した大脳の機能も大きな影響を及ぼす点だ。空腹でも心配事があれば食べられず、満腹でも「もったいない」と思えば食べてしまう。食欲に関係なくだらだらと食べることもできる。「食欲は生物が生きていくために重要な本能の一つ。簡単には壊れない。肥満治療に詳しい中村学園大の坂田利家教授はこう話す。

食欲の基本的な仕組みは、進化の過程で飢餓から生き延びるのに有利なように備わっている。無理して食事を抜き、急激に脂肪を減らすとレプチンの濃度は大きく下がる。すると、体は飢餓だと認識し脂肪をため込もうとする。これが、リバウンドだ。
「こういう戦いを挑んではいけない。少しずつ量を減らし食欲をだますことです。こんなに少ない量で満腹になるのかと驚く人もいます。」

基本は、よくかんで食べること。満腹中枢が働くまでの時間をかせいで食事量が減るだけでなく、咀嚼自体が神経を刺激して脳内のヒスタミンを増やす。ヒスタミンは、食欲を抑え、生活習慣病にかかわる内臓脂肪の分解を特に進める。
ガムを10分間かんだ後と、そうでない場合にそうめんを食べる実験をすると、かんだグループの食べた量の方が少なかった。

では、別腹はどうして可能になるのだろう。
大阪大の山本隆教授(食行動学)は「甘い物はエネルギー源のブドウ糖を含むため、生物は積極的に取り込もうとする。どの味でも、同じ物を食べ続けるとおいしさが鈍る感覚特異性満腹という現象がある。違う味の物を口にすると、それまでの味がリセットされ、食が進む。甘い物はさらに、快感をもたらす麻薬様物質を脳内に生じさせ強い食欲をもたらす。塩分と違ってたくさん取っても体は拒否しない。
食欲を増したい場合は環境も大切だ。病気になると、食欲は衰えがちだが、食事場所をベッドから食堂にしただけで食べられるようになった患者もいる。食器、テーブルクロス、花、音楽なども工夫したい。ストレスを取り除くのも大切で、帰宅後夕食を取る前に入浴するのは、仕事中の消化管の緊張を解くため理にかなっているという。

以上、平成16年8月31日の朝日新聞からの抜粋記事です。
よくかむ!これが、食べ過ぎを防ぐポイントですね。
さあ、きちんと歯を治療する、予防ケアを歯科医院で受けることから始めませんか?